エージェントでは教えてくれない語学学校の選び方 その2
前回は、学校選びをする際の要因になる国籍比率や日本人スタッフの有無、EOPなどいくつか取り上げ皆さんにとっての必要性について説明しました。
never-endingstory.hatenablog.com
今日は、学校を自分で探す方法や安く通うコツ、実際に僕だったらどう決めるのかについて勧めていきます。
もちろん目的だったりどこを重要視するかで多少選択する学校は変わってきますのでその点も含めなるべく皆さんに合ったものを探すときの参考になるようにシェアさせていただきます。
目次
現地で探す?学校見学でわかること
そう、実はエージェントを通さなくても現地で語学学校を自分で探し歩くこともできます。
どの学校も一日無料トライアル(体験入学)を開講しており、自分の目でみて体験して学校を決めることもできるのです。
僕が語学学校に通学しているときも稀に受けに来ていた人がいましたが、賢いなぁ〜と思ったものです。
ただネット上では、たった1日見ただけで授業を受けただけでその学校が良いかどうかなんてわかるの?
という声もあり、確かにその通りです。
一日授業を受けただけではなかなか判断しきれません。
ただもし真剣に「学校選びをこだわりたい!」という方にはやっぱりこの方法をオススメします。
ここで無料トライアルを受ける際の注意点ですが、以下のことを実践してみてください。
・ まずどのように授業を行っているか体験
→ その学校で体験することによって英語が上達するイメージが湧くかどうか。
・ 国籍比率の確認
→ そして国籍比率、特に日本人の割合を生で確認できるのでなるべく少ないところを選ぶことができる。
・ 在校生に満足度を聞く
→ 必ず話しかけて生の声を聞いてください。ほとんどの学校の生徒は成長を実感できず授業に関して不満を持っていますが、稀に授業に関して満足度の高い学校が本当にあります。こればっかりは日本に居てどれだけ調べても分からないことです。僕がパースに居たときに実際に他校の生徒が自分の学校を絶賛していました。
エージェントが私たちに紹介する学校の情報はどこから得ているのか
そもそもエージェントはどこから情報を仕入れているのでしょう?
これは紹介先の学校から聞いています。
ということはエージェントは学校側から聞いたことをそのまま私たちに伝えてるだけの可能性が大きいです。
学校側は自分の会社の不利益になることはいいませんよね。
残念ながらエージェントは実際に確認せずそのまま私たちに伝えてるということが起こっています。
だからパンフレットに載っているようなことしか説明できないところが多い。
一方でエージェントによっては紹介する全ての学校に足を運んでいるところもあるようです。
しかし何を確認しているのでしょう?
現地まで行ってスタッフから説明を聞いてるだけだったら電話でするのと変わらず、
もし一日授業体験していたとしても、一日だけでその学校のことが分かるなんて思えないです。
もし把握していたら授業のやり方や進め方などパンフレットに載っていないことを細かく教えてくれるはずです。
エージェントがお金も時間もかけて現地に長期滞在をし、時間をかけて1校1校全ての学校をリサーチできるとおもいますか?
無理なんです。
授業の中身まで教えてくれるエージェントは無い。
そして僕達がエージェントに相談をすると必ず担当の人がつきます。
ほとんどがワーホリ・留学経験者なのですが、この自分の担当者が現地の学校に足を運んでいるわけではない。
なのに、ここはスピーキングに特化した学校だから発言の機会が多いとか、EOPのルールがあるから英語環境で学べるとか、あくまで他人(関係者)から聞いた(見た)情報であって実際に確認しているわけでもないのにそういうことを簡単に言っちゃうんですよね。
だから実際に行ったみたら「話が違う!!」なんていう不満が出てくるんですよ。
自分たちが紹介する以上わざわざ学校の悪口は言いません。
もちろんエージェントの中には結構正直におっしゃっているエージェントもあるので全部ではないです。
まとめ
エージェントの言うことが全てウソではないが、全てをまにうけてはいけない。
現状がパンフレットに書かれているとおりとは限りませんし、学校に厳しいルールがあっても守られているわけではないのでその点を理解した上で学校選びをすると、たとえ想像していたものと違ってもそういうものなんだと思えると思います。
エージェントは私益でも公益法人でも利益は少なからず生む必要があるので、自社が紹介しているところを勧めてきます。
たとえば、フィリピン留学も扱っているエージェントはワーホリ前にと勧めてきますが、扱っていないところはフィリピンの危険性について語り、オススメしてこないです。
利益を求めることは悪いことではなく、むしろ当然のことですよね。
エージェントは学校紹介を収入源とすることで、有益なサービスを無料で提供してくれていますし、少なからずその恩恵は多くの人があやかっていますしね。
長期期間の申込みはリスクが高すぎるわけ
ワーキングホリデーの場合大体の方が平均3ヶ月間語学学校に通っています。
学生ビザの方はだいたい6ヶ月以上通う方がほとんど。
ではなぜ長期申し込みがいけないのか。
今回はどちらかと言うと学生ビザの方向けにお話させていただきたいと思います。
あるエージェントがこのようなことを書いていました ↓
結局日本で決めたほうがお得。
(1ヶ月の申し込みの場合、慣れた頃に1タームが終わり卒業で、結局よほど不満がない限り延長するので、初めからもっと長期で申し込んでおけば良かったというケースは非常に多い。新しい学校で再度入学金やテキスト代を支払わなければならず、新しい学校も確実に良いとは保証がないので、結局慣れてきた学校を継続した方が良いという判断になる。実際、1ヶ月のみ申し込んだ場合、90%以上の生徒が延長している。フルタイム・長期で申し込む最大のメリットは費用面でかなりお得。それから申し込んでしまったので勉強せざるを得ないと自分を追い込める。)
3年前の僕だったらなるほどーと思ってしまう。
確かに長期で申し込む場合のメリットは費用の削減にある。
申し込む期間が長いほど授業料が安くなる。
確かに一理あります。
ただ長期間通う予定の方は思い出してほしいのですが、あなたが多くの時間と高額なお金を払ってでも学校に通う目的は英語力の向上ですよね。
もし授業が合わない学校に入ったとしたらどうなるでしょう。
英語の上達が感じられずこのままで良いのか不安になります。
特に長期間(6ヶ月〜1年)申し込んでしまったらずっとそれが続きます。
周りにはあまり意識高い人は居ませんし、学校を信じれないと実際にはモチベーションは下がっていきます。
欠席する人なんていっぱいいますよ。
学校に関しては下記のブログを参照してください ↓
never-endingstory.hatenablog.com
僕はさんざんほとんどの学校では大差がないと言ってきました。
でもしばらく滞在してると他校の生徒と話す機会があったりして、自分の学校を賞賛する人と出会うこともあります。
まれに有るんです、一般英語コースでも素晴らしい学校が。
そんなときいざ途中で学校を変えたくなったとしても基本的に返金はなく通い続けなければなりません。
(実際に僕のクラスメイトがそうでした)
また、僕がみた限り延長する人をはほぼいませんでした。
そもそも一ヶ月で入ってくる人は、だいたい友達作り目的か本当にお金がなくてその期間しか通えない人たちです。
ほとんど延長なんてしませんし、しても一ヶ月程度。割引率はほぼ変わりません。
じゃあなぜエージェントが勧めてくるのか。
エージェントが得をするからですよね。
もちろん最初に長期申し込みしたところがいい学校であれば一番いいですが、そうじゃなかった場合はリスクがとても高いです。
まだ学校のこと何もわからないんです。
なら日本で予め長期期間申し込みをしないことが最良のリスクヘッジだと思います。
それでも最初から長期契約したい場合は、現地で一週間無料トライアルをいくつか受けてそこで決めるとリスクもだいぶ下がるかと思います。
あと個人的には同じ学校を長期間通うことをオススメしません。
これはフィリピン留学ではよく言われることなんですが、ある程度たったら環境は変えたほうが良いです。
例えば、6ヶ月滞在予定ならよほど良い学校でない限り3ヶ月後に変えることをオススメします。
1年滞在予定なら少なくとも半年後に別の学校へ転校することを考えてみてください。
さらに在学中に突然資格が欲しくなることはよくあるので、できればそういうときに資格対策コースがある学校に通っとくと良いかとも思います。
実はたったこれだけ? 選び方と安くするコツ
ここまで色々と話してきましたが僕が個人的にオススメする選び方をシェアします。
<僕のケース(出会いの場として)>
- まずは住みたい街を決める。日本人が多いところは行かない。
- 目的が友達作りのためなので学校はどこでも良い → 街の中で一番安いところを選択(期間は1ヶ月)
- 申込みはレギュラーではなくパートタイム
なんだかんだ言ってきましたが、結局はたったこれだけです。
オーストラリアの学校はだいたいどこも一緒です。
英語は自己学習とクラスメイトやスクールメイトとの会話で伸ばしますので授業に依存しない。安ければいい(日常会話を勉強したいのであればフィリピンに行きます)
日本からエージェントを通して学校を申し込んでもいいですし、現地でトライアルを受けてから決めてもどっちでもいいと思いますが、めんどくさいので日本から申し込んじゃいます。
そしてポイントは節約も兼ねて必ずパートタイムで申し込むこと!
パートタイムとは、通常の生徒(約週25時間)よりも授業時間が少ない(週約20時間)代わりに授業料も少し安くなるカリキュラム制度。
午後のクラスがなかったり金曜日が丸1日休みだったりしますが、正直パートタイムで十分です。
学校に通えて放課後のアクティビティにも参加できますのでデメリットがありません。
<長期通学予定の方向け(特に学生ビザの方)>
- 好きな街を選ぶ(都市、海沿い、日本人がいない街)
- コース(一般英語、資格対策、ビジネス、バリスタ、教員など)の選択
- その中で安いところを探す
- とりあえず長くても申し込みは3ヶ月以内にする(転校する可能性を考慮して)
この他の事は基本気にしなくていいです。
学校はとりあえず最初は1〜3ヶ月契約をし、そのあとそのまま延長するか転校するか決めましょう。
<学校選びを失敗したくない方>
- 街の選択
- 日本である程度学校を絞る
- 現地で無料トライアルに参加
このパターンは一番後悔しないと思いますが手間と時間がかかります。
しかし損得勘定のない生の声より信頼できるものはありませんから、良い学校に巡り会える可能性は高いです。
まとめ
目的や好みによって様々ですが、費用に関しては、
学費の高いところが質の高い教育を提供しているわけではないです。
なので日本で決める場合、場所と受講するコースである程度学校を絞ったら最後は安いところを選びましょう。
ちなみに僕がパースの学校を選んだとき、僕のエージェントの中で一番安いものにしたつもりだったのですが、現地に行ったら周りの生徒はみんなこの学校は高いと言ってました。(笑)
じゃあなんでみんなこの学校にしたんだろう?w
しかもパースで評判の良かった学校が僕のとこよりもかなり安かったです。
本当に学校はいっぱいあるので現地で決めるほうが安くていい学校を見つけやすいみたいですね。
本当は知り合いがオススメしているところに入るのが一番ですがなかなかいないですよね。(笑)
長々と書いてきましたが、このブログが少しでも参考になればと思います。